心から、ありがとう。

大変ご無沙汰しております。



ブログから遠ざかり、あっという間に半年が過ぎてしまいました。
その間も、私のことを気にかけ、メッセージやメールを下さった皆さまには、心より感謝申し上げます。





今回、どうしてもここに書き記しておきたいことがあり…。
でも、自己満足のために書いたものであり、
もし、どなたかが気付いてコメントをいただけたとしても、そのお気持ちに応えられるかの自信がなく、
コメント欄は設けないことにいたしました。







                ※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*








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去る、2011年10月6日 木曜日。




この日、愛する我が子が永眠いたしました。
8月に誕生日を迎え、19歳と1ヶ月と少しの生涯でした。




19年もの長い間、私と一緒にいてくれた我が子の、
最後の数日間のことを忘れないために、ここに書いておきたいと思います。










9月28日(水) 
思えばこれが予兆の日でした。



廊下に血が吐いてありました。。
口の中に違和感があるのか、カッカッと咳のようなクシャミのようなものをしながら
しきりに前足でこすっている口元にも血がついています。
でも、ウチの子は老齢で、すでにかなりの歯がありませんでしたので、
私はまた歯が抜けて口の中が気持ち悪いのだろう、と、それほど気にしていませんでした。



それから土曜日までの3日間は食欲もあり、いつもと変わらずのんびりと過ごす我が子がおりました。





10月2日(日)
夕方、いつものようにお気に入りの座椅子で寝ている我が子の様子を見ると、
座椅子に大きな血の染みができていました。


口から血が滴のようにポタポタと流れ落ち、口元に敷いたタオルがすぐに真っ赤に染まってしまうほどの量。


ただ、咳き込んで血を吐くという様子ではなかったので、口腔内からの出血という思いはあるものの、
量が多いだけに、もしや内臓から…?と不安になりました。



日曜の夕方でかかりつけ医も休診だったので、その夜は様子を見ていると
幸い出血は止まったようで、ご飯も少し食べることができました。






10月3日(月)
前日の出血は止まっていましたが、仕事に行く前に病院に行きました。



診察してもらうと、確かに歯茎からの出血もあるのだけれど、
出血の量が多いので、内臓からの出血も考えられる。
でも、内臓からの場合、検査してみないことにはわからないが、高齢なので検査自体が負担である。
それに、例え検査をして腫瘍や潰瘍などが見つかったとしても、
高齢のため手術は無理であり、結局は対処療法しかない、
とのことで、
抗生剤を注射してもらい、止血剤と胃の薬を処方してもらって帰ってきました。




でも、病院から戻ると真っ先にご飯を食べたので、
このときの私は、病状がそれほど深刻だとは思いもよりませんでした。
診察してもらったことで安心して、またすぐに元気になると思って疑わなかった…。







10月4日(火)
ちょっと元気がないかなぁと感じるものの、出血もなく、
ご飯も少量だけど食べられたので、薬を飲ませて出かけました。



でも、母によると、その日の午後からは座椅子の上から動かなかったらしく…。
普段なら夕方にはご飯の催促で、ニャーニャーとうるさいくらいなのに、全く声も発しなかったようなのです。
私が帰ると、動かないままで私の顔を見て、一声鳴きました。





いつもなら注射1本で元気になってしまうのに、今回はいつもと違うのかもしれない…。
漠然とした不安がよぎりました。





2008年春頃から足腰が弱っていて、走ったりジャンプはできないものの、自力で歩いていたのだけど、
今年の夏頃からついに階段の上り下りができなくなっており、私の部屋には来れなくなっていました。

なので、最近は1階の父の部屋で寝ていたのだけど、この日は一緒にいようと思い、
私の部屋に、座椅子をフラットにして大判のバスタオルを敷き、我が子のベッド代わりにしようと用意していると、
下から母に呼ばれました。



そこには、フラフラの状態でトイレまで歩いてオシッコをし、
トイレから出て動けなくなってしまっている我が子の姿がありました…。



ごめん、ごめん。
午後からずっと動けなかったのに、トイレに連れてってあげなくてごめん。




抱き上げてベッド代わりの座椅子に紙オムツを敷いて寝かせ、枕元にご飯と水を置いて。
その日は私も自分のベッドではなく、布団を敷き我が子と並んで眠ることにしました。




夜中にいつも水を飲みに起きる子なので、水を口元に持って行ってあげると、
自力で起き上がって水を飲みました。
でもご飯は食べない…。



その日は、我が子の様子が気になり、ほとんど眠れませんでした。









10月5日(水)
この日も出血はなかったのですが、もう起き上がる気力はなくなっていました。



10月初めにしてはとても寒い日だったので、フラットにした座椅子に毛布を敷いて寝かせ、
体には軽いハーフケットを掛けて。
手足はつっぱらせるものの、自力では体勢を変えることができない様子でした。


いつものネコ缶は口元に持っていっても食べる気配がなかったので、
大好物のハムならと思いあげてみたのですが、やはり食べられず…。
もう、固形物は受け付けられなくなっていたのでしょう。


ウチの子はコーヒー用のミルクも大好きだったので、口元に持っていってみると、やっと口にしてくれました。
少しだけホッとしたけど、でも、結局それが自力で口にした最後のものになってしまったのです…。




もしかしたら、もう…。




考えたくないことではあるけれど、万が一のとき、私は絶対に、絶対に、この子のそばにいたい。
今のうちにやっておかなきゃいけない仕事を片付けて、後はずっとそばにいられるようにしよう…。



座椅子のベッドに寝かせたまま、母のいる階下に移動させて、
様子がおかしかったらすぐに連絡してくれるように頼み、
私は2時間だけ会社に出かけ、週末に予定がある土地売買の契約書類を急いで作りました。
こんなときに契約なんてなければ…と思っても
こればっかりはこっちの都合で変更が効かないものなので、本当に後ろ髪を引かれる思いでした。


でも、普通の勤めなら、猫の看病で会社を休むことなんて到底無理です。
父も、用が済んだらずっと付いててやれって言ってくれたし、
私はこのときほど、父の会社で良かったと思ったことはありませんでした。




仕事を済ませて家に戻ると、相変わらずぐったりとしている我が子。





明日(この日は休診)、もう一度病院に連れて行き、栄養剤を点滴してもらおう。



このときの私は、まだそう思っていました。




でも、この日の夜から、我が子の様子が変わってきたのです。


手足にまったく力が入らず、うつぶせでダランと伸ばしたまま、文字通り大の字になってしまっていました。
猫はよく手を伸ばしたまま無防備な姿で寝るものだけど、
後ろ足まで伸びてしまう(ムササビやモモンガが飛ぶような姿勢)ことはあまりないと思います。


苦しいだろうと横向きにしてあげても、身体に力が入らず、横向きの姿勢を保てないのです。



ずっとうつぶせで大の字の姿勢のまま、ほとんど眠れない様子で、
どこか痛むのか頭だけを何とか持ち上げ、鳴きながら苦しそうに首を振るのです。
夜中に何度も…何度も…。




あぁ、つらいね、苦しいね…。
ごめん、何もしてあげられなくて…。
どこが痛いのか、どこが苦しいのか、あなたが何を感じているのか、私はまったくわかってやれない…。




神様、どうかお願い。
お願いだから、この子を連れていかないで…。








10月6日(木)
前日とはうってかわって、晴れて暑いくらいの日。





もう、病院には行かないことにしました。



19歳という高齢で、根本的な治療をしてあげることはできない。
栄養剤を点滴してもらえば、ほんの少し長く生きられるのかもしれない。


でも、夜中のあの姿を見たら…。


きっと痛くてつらい思いをしているこの子の苦しみを、
私の“生きててほしい”という思いだけで長引かせてしまうのは…。






薬も吐いてしまい、水さえ受け付けなくなりました。




時々目をつぶりますが、ほとんど眠れないのでしょう。
苦しそうに何度も首を振ります。



気温が上がり、毛布では暑いだろうとバスタオルに代えるために抱き上げると、もう体のどこにも力がない…。







この日はほとんど我が子のそばにいたのですが、母が近所のスーパーに行っていたので、
3時頃から30~40分ほど、洗濯物を取りこんでたたむために、我が子の元を離れました。



終わって部屋に戻ると、あの子はベッド代わりの座椅子から上半身を乗り出しぐったりしていました。




もしかして、私を探そうとした…?



きっと自分がなぜこんなに苦しいのか、この子にはわからない。
普段でも誰かのそばにいたい子なのに、こんなときにひとりにしちゃってごめん…。




私は我が子のそばに並んで横になり、ずっと体に触れていました。
温かいこの子の体温の記憶を、できるだけこの手に残しておこう…。
この子が不安にならないように、できるだけこの子の目に映っていよう…。












そして…。







“そのとき” がやってきました。







午後5時になる少し前でした。
急に大きな声をあげて頭を起こし、いやいやをするように振りました。

茶色い液体を吐き、上半身を持ち上げようとしても体を支えられずもがき、
ゼエゼエ、ハアハアと苦しそうに息をする姿は、明らかに今までと違いました。



私は必死で我が子の名を呼びました。
泣きながら、何度も、何度も呼びました。




私の声が聞こえた母が駆け上がってきて、一緒に声を掛けつづけてくれました。






大丈夫、大丈夫、そばにいるからね、
頑張って、死なないで、あぁお願い…!!!






最後は、ほんのわずかに残った力を振り絞るように、
腕でギュッと自分の顔を覆うようにして、あの子は力尽きました…。









私は、息を引き取った我が子の体を抱きしめて泣きました。



あんなに声をあげて泣いたのは、きっと子供のころ以来でしょう。
この数日間、体を動かすだけで苦しそうで抱きしめることができなかった…。
この子の魂がまだ体にあるうちに…。
ただ、ただ、この子を抱きしめていたかった…。










               *※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*








11月6日、我が子が天国に旅立ってから1ヶ月が経ちました。







いつもの場所にご飯のトレーが置かれることはなく、
毎晩、あの子のためにずっと点けてあった廊下の灯りは消され、
あの子の出入りのために、いつも開けてあったドアの隙間も、開けられることがなくなりました。



家の中から、我が子のいた痕跡が徐々に消えていく…。








最後の日の“病院には行かない”という選択が正しかったのか、間違っていたのかはわかりません。



あの子はまだ生きたかったかもしれない…。



延命しないという選択をするのなら、安楽死させてあげるべきではなかったか…。
そうすれば、最後に苦しい思いをさせることはなかった…。









今は小さなお骨になってしまった我が子に、毎日毎日、手を合わせていますが、
まだ、あの子の死を受け止めきれていません。


毎日、花と水を欠かさないことと、好きだったものを供えていますが、
それは私の気休めかもしれませんね…。







ペットショップでの出会いだったけど、私と誕生日が同じで、私のところに来るべくして来た子だと
勝手に運命を感じて過ごしてきました。
19年間、あの子との思い出は楽しいことばかりです。
私に、たくさんの幸せな時間をくれました。



天国に逝った日、父と母はもちろん、兄夫婦や甥っ子たちも手を合わせに来てくれました。
私は、最後の夜を一緒に過ごしました。
固く、冷たくなってしまった体に頬を当て、「ありがとう」の気持ちだけを、たくさんたくさん伝えました。




みんなが、『あの子は幸せな一生だった』と言ってくれます。
そう思えることは私にとって救いです。
でも、ふとした瞬間、あの子のいない喪失感に押しつぶされそうになるのです。
これを書いていても涙が出てきてしまいます。
気持ちがギュッと縮みそうになるとき、あの子の名を呼んでしまいます。



もっともっと時間が経てば、思い出しても泣かない日が来るのだと思います。
でも今はまだ、そういう日が来て欲しくない…。





他の人から見れば、“たかが猫”なのかもしれませんが、
今の私にとって、あの子は紛れもなく “心の支え” でした…。






私が我が子にしてあげられる最後のことは、
あの子に安息の地を作ってあげることだと思って、小さなお墓を契約しましたが、
今は、ずっと私の手元に置きたい気持ちでいっぱいです。
でも、家の中や敷地内にお骨を置いておくのは良くないと言われ、
断腸の思いですが、四十九日に納骨する予定でいます。





納骨のとき、一緒に納めようとメッセージを書きました。





あなたは私にとって特別な存在でした。

ずっと、ずっと、私の心の支えでした。

私のところに来てくれて、本当にありがとう。

あなたは幸せだったかなぁ。

私はとっても幸せだったよ。

あなたのいる毎日は、とてもとても楽しかったよ。

いつか私が天国に行ったら、そのときはまた一緒に暮らそうね。

心はいつもあなたのそばにいます。

19年間、本当に、本当にありがとう。

どうか、安らかに。

心からの感謝と、愛をこめて。
















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